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美味しく楽しく二日酔いを軽減! お酒好きにうれしいレシピの噺

美味しく楽しく二日酔いを軽減! お酒好きにうれしいレシピの噺

年の瀬の足音が聞こえてくる今日この頃。クリスマスパーティや忘年会、お正月、新年会など、お酒を飲む機会が多くなりますね。楽しい時間を過ごすのは良いのですが、心配なのが二日酔い。そこで今回、二日酔いに効果があると言われる素材を使用したオススメ料理を、料理研究家・加藤友理先生に教えていただきました!

ポイントはタンパク質をしっかり摂ること

【料理研究家・加藤友理先生】


農業を営む家で生まれ育ち、幼い頃から包丁を握り料理をつくっていたという加藤先生。



商品・メニュー開発やケータリング、料理教室、撮影フードスタイリングなど幅広い分野で活躍しながら、自然の恵みや季節の香りを大切にした「五感で楽しむ食」を幅広い世代に向け提案しています。


加藤先生に二日酔い対策のレシピについて話を聞くと、「ポイントは、しっかりとタンパク質を摂ること。腹持ちの良いタンパク質はアルコールの吸収を穏やかにしてくれるだけでなく、代謝を高めることで体内に入ったアルコールの排出を促してくれる頼もしい食材。それに加え、肝臓の機能を高めるタウリンを含むあさりや肝臓をケアする効果があるブロッコリースプラウトなど、二日酔いの体をサポートしてくれる食材を組み合わせることで、相乗効果が高まります」(加藤先生)



先生オススメのレシピは、どの料理も作り方がとても簡単。料理初心者でも気軽に挑戦できる点も大きな魅力です。

レシピ①:ニンニク・葱・トマトを加えた旨味たっぷりのアサリの酒蒸し

アサリに含まれるタウリンは肝臓の機能を補ってくれると言われており、二日酔い防止にはもってこいの食材。さらに、タウリンには肝臓内の中性脂肪を排出する働きもあるので、体重を気にされる方にとって頼もしい味方です。



「今回は代謝を高めてくれるニンニクと葱、そして彩りにミニトマトを加えました。トマトには旨味成分がたっぷりと入っていますから、あさりのだし汁がさらに美味しくなりますね」(加藤先生)

(材料)2人分
あさり(砂出しをする)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・200g
にんにく(皮をむき芯をとり除きみじん切り)・・・・・・1片
長ねぎ(1㎝幅の斜め切り)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
ミニトマト(半分に切る)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4個
日本酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2cup
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひとつまみ
サラダ油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2

(作り方)
1.フライパンにサラダ油・にんにくを入れ中火にかける。
2.にんにくの良い香りがしたらあさり・長ねぎを加えて日本酒・塩をふり強火でひと煮たちさせる。
3.沸騰したら蓋をし、中火で約3分酒蒸しにする。
4.あさりの口が開いたらミニトマトを加える。お好みで長ねぎの緑の部分は細切りにしトッピングする。

レシピ②:スパイシーな香りが食欲を刺激する鶏むね肉のカレーチーズ焼き

鶏むね肉は低カロリー・低脂肪・高たんぱくの理想的な食材で、二日酔い対策にもピッタリです。



「ポイントは、鶏肉の下ごしらえとして日本酒を使うこと。日本酒の効果で鶏の臭みが取れ、お肉が柔らかくジューシーになります」(加藤先生)



鶏肉と一緒に焼き上げるチーズはタンパク質と脂質を多く含み、アルコールの吸収をマイルドに。味付けのカレー粉は代謝を助ける他、カレー粉に含まれるクルクミンは二日酔いの解消に効果があると言われています。


(材料)2人分
鶏むね肉(8等分に切る)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1枚
しめじ(石突きを切り落とし割く)・・・・・・・・・・・・・・・・30g
しいたけ(石突きを切り落とし1㎝幅に切る)・・・・・・1個
ミックスチーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お好みで
カレー粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふたつまみ
日本酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふたつまみ
胡椒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
オリーブ油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1

(作り方)
1.鶏むね肉に塩・胡椒をふり10分おく。
2.フライパンにオリーブ油をひき中火にかけ①を並べてこんがりきつね色に焼く。
3.鶏むね肉を裏返し、しめじ・しいたけを加えて日本酒をふり、蓋をし弱火で約10分焼く。
4.蓋を開けミックスチーズをのせて蓋をし、余熱でチーズを溶かし仕上げにカレー粉をかける。
※グラタン皿・スキレットで作る場合は器に鶏むね肉・きのこ類を盛り付けチーズをのせ、オーブントースターでこんがりきつね色に焼いても美味しいです。

レシピ③:万能選手・ブロッコリースプラウトを添えた柿のおろし酢和え

本みりんを使ったほのかに甘味のあるおろし酢が、柿本来の甘味と旨味を引き出す一品。


「柿に含まれるタンニンは、アルコール分解を補ってくれる優れた食材。また、大根には消化酵素ジアスターゼが含まれ、糖質の消化を促進し胃もたれや胸焼けから体を守ってくれます」(加藤先生)



仕上げに添えたブロッコリースプラウトは、肝臓をケアする効果をはじめ、肝臓内の解毒作用を補う殺菌効果など、負担のかかりやすい肝臓をさまざまな角度から守ってくれる万能選手と言える優秀な食材です。
(材料)2人分
種なし柿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
大根・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約1㎝幅
ブロッコリースプラウト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
本みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
ポン酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1

(作り方)
1、柿は皮をむき約2㎝角に切る。
2、大根は皮をむきすりおろし、ポン酢を混ぜ合わす。甘味が足りない場合は本みりんを少々加え調味する。(アルコールが気になる方は、煮切った本みりんをご使用ください)
3、ボウルに①・②を入れ和える。
4、器に盛り付けブロッコリースプラウトをのせる。

レシピ④:栄養たっぷり、彩りも鮮やかな鰹のづけのユッケ風サラダ

体全体の1/4をタンパク質が占めるほど高タンパク食材の鰹。背骨に近い「血合い」の部分にはビタミンB12、鉄、タウリンなど豊富な栄養素を多く含み、そのうちのナイアシンは、二日酔いから体を守ってくれる効果があると言われています。



「煮きりした酒と本みりんでに鰹を漬け、臭みを消して旨味とコクを凝縮させます」


さらに、トッピングする卵黄に含まれるメチオニンは肝臓でアルコールを分解する時に必要な成分があり、二日酔いの薬に必ず入っているほど。


見た目も彩り豊かで、パーティにもピッタリな一品です。
(材料)2人分
鰹(刺身用)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約200g
グリーンリーフ(一口大にちぎる)・・・・・・・・・・・・・・・・約1/2束
ミニトマト(半分に切る)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4個
ブロッコリースプラウト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
卵黄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
醤油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1・1/2
本みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1・1/2
ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お好みで
ポン酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お好みで
ガーリックチップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お好みで

(作り方)
1、フライパンに醤油・本みりんを入れ中火にかけ煮切る。
2、鰹は約1㎝角に切り①を加えて約10分漬け込む。
3、器にグリーンリーフを盛り②・卵黄を真ん中にのせる。
4、仕上げにミニトマト・ブロッコリースプラウト・ガーリックチップをかざり、お好みでごま油・ポン酢をかける。

調味料を上手に使えば、料理はもっと美味しくなる!

どの料理も作り方は簡単ですが、上手につくるコツは調味料の使い方。



たとえば日本酒は、肉や魚の生臭みを消しますし、素材を柔らかくしたり、味をしみ込みやすくします。コクや旨味が増すなど、さまざまな効果があります。
全体を通して気を付けたいのが塩分の摂り過ぎです。

「味が濃くなりすぎるとついついお酒が進んでしまい、飲み過ぎの原因や血圧上昇、むくみなどの体調不良にもつながりかねません。料理酒も食塩を含まないタイプを使うといった工夫をしたいですね。家飲みなら、緑茶の香りが清々しい焼酎のお茶割りがオススメ。お茶に含まれるカテキンは二日酔いの予防や解消の効果がありますから、体をいたわりながら美味しく飲めますよ」(加藤先生)

とはいえ、飲み過ぎ食べ過ぎは体を壊してしまうのでご注意を。


食事にちょっとした工夫を加えることで体への負担は大きく変わってきます。


何かと忙しい年末・年始だからこそ、体に優しい料理と共に健やかに過ごしてみてはいかがでしょうか。

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