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達人が伝授!「アウトドア飲み」が劇的に楽しくなる3つの方法の噺

達人が伝授!「アウトドア飲み」が劇的に楽しくなる3つの方法の噺

アウトドアやキャンプで楽しむお酒はまた格別。大自然のなか、火照った身体によく冷えたチューハイなどのお酒を飲む幸せが忘れられない……という方も多いはず。ただ、いざ乾杯となってお酒がぬる~くなっていたら、その幸せも半減してしまいますよね。アウトドアは設備が限られているだけに、家庭で飲むときとは違った工夫が必要になります。そこで今回は、アウトドアの達人・菅井志門さんに協力を依頼し、⼭梨県白州にある菅井さんのプライベートキャンプ場「日向山ベース」を訪ねました。菅井さんに実践を交えて「アウトドアで美味しく飲むための方法」を紹介していただきます!

【教えてくれたのはこの人!】

菅井志門さん

菅井志門さん

野遊び好きな父親の影響でアウトドアにハマり、若いころから自転車・バイク旅行・登山などに没頭。いままでは年30泊はキャンプをして過ごしていましたが、現在は山梨県の山林を購入し、プライベートキャンプ場として整備する作業に励んでいます

[方法その1]クーラーボックスでお酒を“キンキン”に冷やす

お酒を冷やすとき、クーラーボックスの使い方を工夫すると劇的な効果が得られます。なお、2020年の夏は猛暑が予想されていることもあって、お酒は冷えているほうが美味しく感じるはず。というわけで今回は、適度な冷気を長持ちさせるのではなく、クーラーボックスで“キンキン”に冷やす方法を教えてもらいます。

「まず第一に、外からの温かい空気を徹底的に遮断することを考えましょう。具体的には、地熱が伝わらないよう、キッチンラックなどを使ってクーラーボックスを地面から浮かせること。もうひとつは、内壁を保冷剤でぐるりと囲むようにして置くことです」(菅井さん)

地熱を防ぐために市販のキッチンラックを活用。写真はニトリの「折りたたみ式 キッチンラックNT 積み重ね棚」(Lサイズ・税込523円)を2個使用しています

クーラーボックスの内壁に沿うように保冷剤を配置。ちなみに、菅井さんオススメの保冷剤は、ロゴスの「倍速凍結 氷点下パック」(写真・税込1078円~)
加えて、氷が長持ちするよう、クーラーボックスに水は入れず、氷は袋のまま入れるのがオススメとのこと。また、冷気は下に落ちていくので、氷はドリンクの上を覆うように置くのがポイントです。

「あとは、クーラーボックスの中に100円ショップなどで買える銀マットをかぶせておけば完璧。開閉したときに、冷気が逃げるのを防ぐことができます。特に子どもがいる場合、意味なくフタを開けたり閉めたりしますからね(笑)」(菅井さん)


小一時間後、クーラーボックスのドリンクを触ってみると、たしかによく冷えている! これなら最高の状態でお酒が楽しめますね。

氷は袋のままドリンクの上を覆うように載せましょう

100円ショップなどで購入した銀マットを、クーラーボックスの大きさに合うようカットしてかぶせれば完璧!

[方法その2]おいしく飲むためのアイテムを選ぶ

せっかくクーラーボックスでお酒を冷やしたのだから、その冷たさをキープしたいもの。また、美味しく飲むにはおつまみが美味しそうに見えるのも重要、ということで、ここでは缶用の保冷グッズと雰囲気を高める食器を紹介していただきます。

「1杯目のお酒は、乾杯の雰囲気を楽しむためにもグラスで飲みたいところ。アウトドア用として壊れにくくおしゃれなグラスも発売されているので、チェックしてみてください。一方で、2杯目以降は飲むスピードが落ちて缶がぬるくなり、ぬるいと美味しくないからお酒が進まない……という悪循環に陥りがち。それを防ぐために、断熱性のある素材で缶を覆い、温まるのを防ぐ保冷缶ホルダーや缶クージーといったアイテムが便利です」(菅井さん)

アウトドア飲みには割れにくくてオシャレなグラスがぴったり。写真左は「ソフトランスタンブラー(4pcs)」(4個入り・税込2035円)、右は「割れないワイングラス with ポータブルケース」(税込2189円)で、ボウル部と軸の部分を取り外してコンパクトに収納できます(グラスはともにロゴス)。どちらも素材は透明なプラスチックの一種を使用しており、薄くても割れにくいのが特徴です

真空断熱構造で缶ドリンクの温度を保つサーモスの「保冷缶ホルダー JCB-352」(参考価格 税込1628円)。カラーバリエーションは4色(写真はブラックとライムグリーン)

写真左~中央はパタゴニアのクージー3種(税込各990円)。右はイケアの「アンフォード 缶ホルダー」(2ピース・税込399円)
続いて、おつまみを美味しそうに見せてくれるアイテムを教えてもらいましょう。

「ぜひ『食器としても使える調理道具』を使ってみてください。アウトドアならではの豪快さやシズル感が高まりますよ。その点、ニトリのスキレットやイケアのまな板は、価格も手ごろで見栄えも文句なし。荷物を減らし、洗い物を減らして環境を守るという意味でもオススメです」(菅井さん)

「ニトスキ」の愛称で知られるニトリの「スキレット鍋」(税込499円~)。蓄熱性が高いのが特徴で、オーブンでも使用できます。写真の料理はプチトマトとオクラのアヒージョ

卓上に置いても絵になるイケアのまな板。ゴムノキ製「プロップメット まな板」(写真手前・税込1699円)、竹製の「リムフォルサ まな板」(左奥・税込1999円)は、食材を切ったときの肉汁やドリップが溝にたまるので便利。「オストビット サービングプレート」(右奥・税込999円)は取っ手付きで移動がラク

[方法その3]美味しいおつまみをほったらかしで作る

大のお酒好きで、アウトドアの料理は「お酒に合うかどうか」で決めるという菅井さん。最後に、アウトドアならではの美味しいおつまみの作り方を教えてもらいましょう!

「焼肉なら家でもできますが、せっかくアウトドアを楽しむなら、いつもとちょっと違う料理をやってみたくないですか? とはいえ、手間がかかって遊ぶ時間やくつろぐ時間が無くなるのは考えもの。そこで、本格的に見えるのに、ほったらかしでできるおつまみを2つ紹介します。ひとつは『かんたんローストポーク』。もうひとつはダッチオーブンを使った『かんたん無水ローストチキン』。どちらも基本的に放っておけばOKですし、何よりお酒に合うんです(笑)」(菅井さん)

「かんたんローストポーク」は、肩ロースや豚バラなどのかたまり肉の表面をフライパンなどでよく焼き、アルミホイルとラップ、ビニール袋で包んで沸騰させた鍋のお湯に投入。この状態で放っておけば完成します。肉を温める時間は約1時間が目安ですが、しっかり火が通るよう、最初は保温する時間をやや長めにとって様子を見るのがオススメです。

肉の表面をよく焼きます。肉には事前に塩こしょう、すりおろしにんにく(チューブで可)をすりこんで最低1~2時間、できれば半日ほど置いて味をなじませておくとうまみがアップします

アルミホイル、ラップの順で肉を包み、ビニール袋を二重にかぶせて口をしばった状態で、沸騰させて火を止めたお湯に投入。鍋のお湯の量は、あとでこぼれないよう鍋の半分くらいを目安に

鍋ごと新聞紙で包んで保温。新聞紙の上からシャツや毛布をかければよりベター

完成! 先述のイケアのまな板の上で切り分けました
一方、「かんたん無水ローストチキン」は、ダッチオーブンに半分に切ったじゃがいもとたまねぎ、乱切りのにんじんを投入すれば準備OK。野菜の上に鶏肉(むね肉でも、もも肉でも可)をのせてフタをし、加熱すれば完成です。加熱時間の目安は約1時間ですが、環境にもよるので、最初はそれよりやや長めに加熱して様子を見るのがオススメ。野菜の水分で調理するため、水を入れる必要はありません。

今回使用したのはSOTOのステンレスダッチオーブン(8インチ・税込1万9800円~)。鋳鉄製のダッチオーブンと違って使い始めの慣らし作業(シーズニング)や調理後に油を塗る手間が不要です

味付けは鶏肉に市販のハーブソルトをすりこんだだけ。肉が鍋肌に当たって焦げ付かないよう、ダッチオーブンにオリーブオイルを薄く塗って、たまねぎを鍋の内壁を囲むように配置するのがポイント

フタの上に石を置くと、圧力が逃げないのでオススメ

「かんたん無水ローストチキン」が完成!
できあがった2つの料理を、キンキンに冷えたお酒とともに頂いてみました。いや~、やっぱり最高です! 「かんたんローストポーク」は、しっとりしていてジューシー。かつ豚肉のうまみとにんにくのパンチ力が相まって、とにかくお酒が進みます!

完成した「かんたんローストポーク」はお酒を呼ぶ味。薬味はわさびやゆずこしょうがオススメ
「かんたん無水ローストチキン」は、薄味なのに素材の味そのものがしっかりと出ていて、こちらもやみつきになります。今回、鶏のもも肉とむね肉を両方使ってみたのですが、もも肉はとろっとろのぷるっぷるで口のなかでとけていき、むね肉はしっとり柔らかく仕上がっていて、やさしい肉のうまみが感じられます。

驚いたのは、野菜のウマさ。にんじん、じゃがいもが鶏の肉汁を吸ってうまみとみずみずしさが増幅され、ひとつの料理として完成されています。そして、すべての食材には燻製に似た香ばしさがついていて、これがまたお酒を呼ぶ! キンキンに冷えたお酒と合わせれば、それだけでもう幸せです!

「かんたん無水ローストチキン」は素材のうまみが存分に楽しめます
「太陽の下で、風を感じながらご飯を食べる。星の下、たき火を囲んで酒盛りをする……これは人間の原点。だからこそ、人間を内側から活性化させてくれるんです」と、アウトドアの魅力を語る菅井さん。たしかに、目に沁みるような緑のなか、鳥のさえずりを聞きながらお酒を楽しむ時間は、かけがえのない癒しになります。みなさんもぜひ、大切な人と最高の「アウトドア飲み」を味わってみてください。

記事に登場したお酒はこちら▼

・全量芋焼酎「一刻者ハイボール」
https://www.ikkomon.jp/highball.htm

・松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒
https://shirakabegura-mio.jp/

・タカラ「焼酎ハイボール」<ドライ>
https://shochu-hiball.jp/

・タカラcanチューハイ<レモン>
https://www.takarashuzo.co.jp/products/soft_alcohol/regular/

・寶「極上レモンサワー」<丸おろしレモン>
https://www.takarashuzo.co.jp/products/soft_alcohol/gokujo_lemonsour/

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