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青空の下でもお家でも、手軽に楽しめる燻製の噺

青空の下でもお家でも、手軽に楽しめる燻製の噺

梅雨明けが告げられはじめ、雨空から抜けるような夏の晴天へと変わるこの時季は、青葉が眼に眩しい自然の中へお出かけしたくなる人も多いのではないでしょうか? 屋外での楽しみといえば、アクティビティとそれから、お酒に食事。青空のもとで、火を囲んで楽しむお酒や食事は別格の美味しさです。

こうした屋外での食事の定番と言えばBBQ(バーベキュー)ですが、酒噺がオススメするのは「燻製」。お酒との相性ぴったりな、スモーキーな燻製を自分で作ってみましょう!
「燻製づくりは難しそう」なんて思う方もいるかもしれませんが、心配ご無用。
今回は、低コストで、簡単に始められてお酒もおいしく飲める、そんなお手軽な燻製の作り方を皆さんに伝授します。

燻製には色々な種類があるんです

燻製には大きく分けて、「熱燻(ねっくん)」「温燻(おんくん)」「冷燻(れいくん)」の3つの種類があります。
熱燻は80度から140度の温度で10分から1時間程度、燻(いぶ)した煙を食品にまとわせる方法で、温燻は30度から80度ほどで数時間〜数日、冷燻は15〜30度ほどで、さらに長い時間をかけて行う方法。
キャンプサイトやさっと燻製を食べたい時に、数日待つというのはなかなか難しいので、今回は短時間で行える熱燻を行ってみましょう。

燻製に必要なのは「燻製器」と燻煙を出すための木片(チップ)。
アウトドアショップなどでは大型の本格的な燻製器が販売されていますが、熱燻用の燻製器は、100円ショップなどのグッズで十分対応できます。

今回は、魚や餅を焼く丸型の焼き網と、それにかぶせる大型の金属製のボウル、チップは色や香りのつきやすい桜チップを用意。全て100円ショップで選んでいます。

キャンプ場で燻製を作ってみよう!

まずは、焚き火台やBBQコンロで燻製に必要な火を熾(おこ)します。
燻製だけに焚き火を使うのはもったいないですし、網や鉄板を乗せてお肉や野菜を焼き、そのかたわらで燻製づくりをするとキャンプやBBQのテーブルが一層華やかになりますよ。

火が熾きたら、焼き網とトレイの間にアルミホイルを敷き、その上にチップを大さじ2〜3杯ほど広げていきます。アルミホイルを使わないと、トレイの目からチップが漏れたり、焦げたチップや食材から出た脂が焦げ付いてしまいます。

チップを広げたら次は食材を網に乗せていきます。
この時のポイントは、しっかりと水気を拭いておくこと。水分が残っていると、燻製に酸味やえぐみが出てしまいます。
チーズなどを燻製する場合は、水気をよく拭き取りしばらく風で乾燥させるとベター。さらに下にアルミホイルを引いておくと網にくっつかずに綺麗に出来上がります。

ここまでの準備ができたら、食材の上にボウルをかぶせて焚き火の上へ。
ボウルの隙間から煙が出始めたら、出来るだけ火の勢いが弱い場所へトレイを移動させて5〜7分ほど加熱。
さらにしっかりと煙を食材にまとわせるために、火からおろして10分ほど待ったら出来上がりです。

酒噺スタッフ推薦の熱燻食材&お酒のチョイスは?

程よく色づいた燻製は、やっぱりお酒と一緒に楽しみたいもの。
手始めは、ベーコンとチーズです。

ベーコンは温燻で作られる食材ですが、さらにそれを熱燻することで、香りがさらにアップ。お手頃な価格のベーコンが本格的な味へと大変身します。
ほんのりと熱が通って、脂が柔らかくなった頃合いが食べごろ。

チーズは表面が硬く締まり、中がとろりと柔らかく溶け出して実に美味しくなっています。温燻で作るスモークチーズは、中も外も硬くなってしまっていますが、熱燻のトロトロ食感と香ばしさは、自分で作ったからこそ味わえる醍醐味です。

ベーコンとチーズ、さらに乾杯の一杯目とくればやっぱりレモンサワー。
こだわりのレモンサワー用<宝焼酎>で作る生搾りレモンサワーは、人数の多いキャンプやBBQにもぴったり。
凍らせたレモンをクーラーボックスに入れて持って行くと、さらにスッキリ&キレの良いサワーが楽しめます。
燻製の香りをしっかりまとって溶け出すベーコンの脂やチーズのこってり感を、レモンの香りが引き立て、後味をさらりと心地よいものにしてくれます。

続いては燻製玉子に、かまぼこ。
今回は煮卵を使用しています。醤油と出汁の染み込んだ煮卵に燻製の香りが程よく乗って出来具合は上々。短時間の燻製なので、卵の中はしっとりとみずみずしいままです。かまぼこは、程よく水分が抜けて歯ざわりがアップ、鼻に抜ける魚の香りと燻製香がなんとも言えません。

玉子とかまぼこのコンビには、日本酒がぴったり。
松竹梅「かおりパック」<酵母877>は、バナナのようなフルーティな酵母の香りが特徴。吟醸酒にはフルーツのような吟醸香がありますが、普通酒でこの香りは驚きです。
飲み飽きないあっさりとした味わいが、濃厚な玉子やかまぼこの持つ旨味、燻製の香りを一層深いものにしてくれます。

最後はちょっと変わり種。
プチトマトとソーセージの燻製です。

ソーセージもベーコンと同様に、温燻で作られていますが再度燻製することで風味が増し、皮もパリッと引き締まりシューシーな脂がほとばしる、香り高い逸品に仕上がります。
燻製に向かないと思われがちなプチトマトも、しっかりと水気を拭き取っておくことで、燻製の香りと甘酸っぱい刺激が楽しい珍味となります。
仕上げにパラパラと塩を振るとさらに旨味がアップ!
フレッシュなトマトはもちろん、セミドライやドライトマトを使うとまた趣の違う美味しさに変化します。

今回この2品に合わせたのは、寶「極上レモンサワー」<丸おろしレモン>。
皮ごとしぼった濃厚な味わいは、どこか燻製の香りと似てお互いを引き立て合います。もちろん、肉汁があふれだすソーセージの旨味にもピッタリ。

コクと酸味が豊かなプチトマトの燻製は、レモンサワー以外にもちょっと甘めな日本酒と合わせても相性はバッチリ。
暑くなるこれからの時期に活躍しそうな、スパークリング清酒「澪」<FROZEN>は、食中だけでなく食後酒にも最適。
トマトと合わせるとちょっとしたデザート感覚でお楽しみいただけます。

お家でも簡単に燻製が再現できるんです

今回は、滋賀県高島市のマキノ高原で燻製づくりに挑戦しました。
高原を吹き抜ける風と、視界一面の新緑、耳に心地よいせせらぎを感じながら燻製やお酒を楽しむと、のんびりと心豊かな時間が過ぎていきます。

ただし熱燻の魅力は、屋外だけでなくお家でも楽しめるんです。今回用意した燻製機は、ご家庭のガスコンロでも使用可能。
思い立った時に、数百円で始められるお手軽燻製。一度試したらその楽しさ、美味しさがやみつきになること請け合いです。
皆さんもアウトドアや、これからの晩酌のラインアップにぜひ加えてみてくださいね。



<取材協力>
マキノ高原キャンプ場
住所:滋賀県高島市マキノ町牧野931
TEL 0740-27-0936
URL:http://makinokougen.co.jp/


▼今回燻製とご紹介したお酒はこちら
・こだわりのレモンサワー用<宝焼酎>
https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/lemonsour/

・寶「極上レモンサワー」<丸おろしレモン>
https://www.takarashuzo.co.jp/products/soft_alcohol/gokujo_lemonsour/

・松竹梅「かおりパック」<酵母877>
https://www.takarashuzo.co.jp/products/seishu/kaorikobo877/

・スパークリング清酒「澪」<FROZEN>
http://shirakabegura-mio.jp/


▼その他のアウトドアで楽しむお酒の記事はこちら
・最高の「アウトドア飲み」が楽しめる「4つの達人ワザ」の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat2/iU8yp