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メスティンで楽しむキャンプ飯&お酒の噺

メスティンで楽しむキャンプ飯&お酒の噺

2022,5,13 更新

アウトドアアクティビティが盛り上がる季節になってきました。今回の酒噺ではキャンパーに人気のキャンプグッズ「メスティン」とお酒を楽しむ噺をご紹介します。

太陽の日差しが眩しい初夏は、キャンプにうってつけの季節。普段は自宅や居酒屋でお酒を楽しんでいるみなさんも、たまには河岸を変えて、自然の中でお酒とおつまみを楽しんでみませんか?

とはいえ、長らくキャンプなどアウトドアでの活動はご無沙汰という方にとって、屋外での調理はちょっとハードルが高いように思えます。しかし、ご安心を。昨今のアウトドアブームで、キャンプ道具はより使いやすく便利なものに変わっているんです。

その一つが「メスティン」です。
今回は、このメスティンを使って、屋外で気軽に楽しむキャンプ飯&お酒をご紹介していきます。

そもそもメスティンって?

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「メスティン」というと何やら聞きなれない方も多いと思いますが、日本語に訳すると飯盒(はんごう)のこと。

昔ながらの飯盒は、大きくてかさばるものでしたが、メスティンはお米1号〜3合程度のコンパクトなものが多く、折り畳み式のハンドル付き。お米を炊くのはもちろん、茹でる・炒める・焼く・蒸すなど多彩な調理ができるのが大きな魅力です。
現在ではアウトドア用品店はもちろん、100円均一のお店などでも取り扱いが増えてきました。

野外で料理やお酒を楽しむ場合、荷物はできるだけ少なくしたいもの。
その点、メスティンは折りたたみ式で中にナイフ・フォーク・スプーンなどを収納できることに加え、蓋はお皿としても使えるので、調理道具一式が片手で持てるサイズにまとめられるのがポイント。後は、携帯式のカセットガスバーナーがあれば、火種も完璧。
身軽な装備になった分、大好きなお酒や食材をかばんやクーラーボックスにたくさん詰め込んで、いざ自然の中へ! 吹き抜ける風や木漏れ日の中で、思う存分お酒とおつまみを楽しみましょう。

メスティンでつくるキャンプ飯その1…アツアツがうまい!コーンバター

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キャンプ場に着いたら、早々にチューハイなどのお酒が飲みたくなる気持ちを抑えて、まずは調理のコツも技術もいらない、簡単なキャンプ飯を作ってから乾杯といきましょう。

<コーンバター>
メスティンを火にかけたら、バターを一片放り込んで溶かします。バターがぷくぷくと泡立つ間にホールコーンの缶詰を開け、よく水を切ったらメスティンに入れてみましょう。全体に火が通り、パチパチと音がし始めたら醤油を回しかけます。仕上げにもう一片バターを乗せたら、焦がしバター醤油の香りがたまらない、バター醤油コーンの出来上がりです。

甘くて香ばしく、バターの濃厚な香りに合わせるのは、すっきりとした酸味とほろ苦さの “寶「丸おろし」<グレープフルーツ>”。乾杯の一杯目にも最適で、キャンプ場までの移動で汗をかいた体に、染み渡る美味しさです。

 

メスティンでつくるキャンプ飯その2…バルの定番を屋外でも!マッシュルームのアヒージョ

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お次は、ちょっと洋風なおつまみを楽しんでみましょう。
今では日本のバルでもすっかりお馴染みとなったスペイン料理・アヒージョも、メスティンで作れます。こちらも作り方は至って簡単。

<マッシュルームのアヒージョ>
スライスしたニンニク、角切りのベーコン、マッシュルーム、唐辛子をメスティンに入れ、オリーブオイルをひたひたにそそぎ、火からやや遠めの網の上(ガスバーナーの場合は弱火で調整)に乗せて、オイルをゆっくり温めて、具材に火が通れば出来上がり。具材はマッシュルーム以外に、エビやタコ、お気に入りのきのこなどお気に入りの食材でOK! フランスパンなどを持ってきて、残ったオイルをつけて食べるのも乙なものです。

合わせて飲みたいお酒は、”タカラcanチューハイ「すみか」<#国産りんご>”。オリーブオイルの優しい香りを引き立てて、りんごの香りの余韻とすっきりとした爽やかな味わいが、オイルの油っこさを洗い流してくれます。ベーコンの程よい塩気とも好相性です。

 

メスティンでつくるキャンプ飯その3…キャンプといえばカレー!ドライカレー

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キャンプの定番料理といえばカレーですね。子どもの頃のキャンプ合宿などで食べたカレーは、家で作るものとはまた違う美味しさを感じたものです。
今回はメスティン一つで作れる、ドライカレーをご紹介します。

<ドライカレー>
メスティンにサラダ油を敷き、みじん切りにした玉ねぎ、輪切りにしたソーセージ、ミックスベジタブルを入れて炒めます。玉ねぎが透明になったところで、30分ほど浸漬しておいた無洗米とカレーパウダーを入れて水を注ぎ、炭火やコンロの上で炊飯。火にかけて10分ほど経ってパチパチと音がし始めたら火から下ろし、タオルで包むか網の端に置いて、15分ほど蒸らします。蓋を取れば、懐かしいカレーの香り。程よくできたおこげも、お酒の良いつまみになります。

カレーのスパイシーさを引き立てるのは、寶「丸おろし」<レモン>。皮までおろした爽やかな苦味は、カレーの刺激的な香りに負けることなくお互いを引き立て合ってくれます。

 

メスティンでつくるキャンプ飯その4…アウトドア好きなら挑戦したい!渓流魚の炊き込みご飯

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キャンプ場の近くに管理釣り場や渓流がある場合は、釣った魚をおつまみとして楽しんでみるのもオススメ。

<渓流魚の炊き込みご飯> 
まずニジマスやアユ、イワナといった渓流魚に塩を振って塩焼きにし(今回はニジマスを使用)、浸漬した無洗米・水と一緒にニジマスをメスティンに入れ、めんつゆを回しかけたら火にかけ炊飯。
これだけで、見た目にもワイルドな炊き込みご飯が出来上がります。仕上げに、山椒の葉などを飾ると趣もアップ。渓流魚独特の香りがご飯に染み込んで絶品です。
釣りはどうも苦手という方は、近くの道の駅やキャンプサイトにこうした渓流魚が販売されていることもありますので、行きがけの道中に探してみるのも楽しむためのポイントですね。

和風の野外飯によく合う一杯は、タカラcanチューハイ「すみか」<#国産ゆず>。ゆずの軽やかな香りが、渓流魚の淡くちょっとクセのある香りをうまく包み、美味しい旨味を上手に引き出してくれます。

 

メスティンでつくるキャンプ飯その5…キャンプでは意外!?湯豆腐

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キャンプのお酒やおつまみに、決まりごとはありません。
キャンプだからといって肉や魚を焚き火で焼いたりする必要はないのです。
メスティンを使って、自分の好きなおつまみとお酒を野外で味わう―それはとても豊かな時間となります。例えば、湯豆腐もメスティンで作れます。

<湯豆腐>
メスティンにストレートタイプの麺つゆを1cmほど注ぎ、そこに豆腐を半丁ほど入れて、ゆっくりと温めます。仕上げにあげ玉や鰹節、生姜・ネギなどをトッピングすれば出来上がり。

合わせるお酒は、すっきり辛口の”タカラ「焼酎ハイボール」<ドライ>”。心地よい風を浴びながら食べる湯豆腐と焼酎ハイボールは、また家とは違う味わいを楽しめます。上級者であれば、もう一つメスティンを用意して、熱燗をつけるなんてこともできますよ。

 

自然を満喫し、自前のキャンプ飯とお酒を味わう大人の楽しみ

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今回はメスティンで作るキャンプ飯とお酒の楽しみ方をご紹介しました。
アウトドアブームの影響もあり、キャンプ道具は近年さらに進化し便利になりましたが、屋外で遊びや飲食を楽しむ醍醐味は変わりません。みなさんもぜひ屋外でのんびりお酒を楽しみながら、キャンプ場に出かけてみませんか?
   

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