関西の酒と食の面白さを、酒場を愛するライターが探る噺
2025,3,14 更新
関西で甲類焼酎を使ったチューハイを独自の工夫で美味しく飲ませてくれるお店に伺って、その味わいを堪能するシリーズ【関西チューハイ事情】。日本酒を主役に、関西独自の食文化を深掘りした【関西食文化研究】。今回は、東京生まれ、大阪在住のライター・スズキナオさんが、独自の視点で関西のお店を巡った両シリーズを振り返っていきます。
最高の相性「純ハイ」と「串カツ」
【関西チューハイ事情】 大阪チューハイ文化のパイオニア、ヨネヤ「純ハイ」の噺
どんな料理にも合う「純ハイ」ですが、大阪名物「串カツ」との相性は抜群です。【関西チューハイ事情】も第3回では「串カツ」の人気店「串かつだるま」を紹介。大阪・浪速の繁華街、新世界で1929(昭和4)年に創業された「串かつだるま」は、「串カツ」を大阪名物へと押し上げた立役者。大阪市内と京都に10数店舗を展開し、その魅力を発信してきました。
その老舗で、新名物として親しまれているお酒が「だるまハイボール純」。こちらは同社の常務取締役・藪口征平さんが、ミナミの有名焼肉店で「純ハイ」を飲んで感銘を受けて誕生しました。35度の「純」と強炭酸水、レモン風味のオリジナルエキス、そしてカットレモンがおいしさの決め手です。
京都ローカルの「赤い」お酒
そんな酎ハイを紹介したのが第4回の「お好み焼 吉野」。「あか」も「ばくだん」も、赤ワインを加える「酎ハイ」。作り方には店ごとに細かな違いがあり、ワインの種類も違えば、甲類焼酎を炭酸水ではなくサイダーで割って甘くするスタイルも。「お好み焼 吉野」では35度の宝焼酎「純」に、強炭酸と絶妙な量の赤ワインを注ぎ入れることがおいしさのこだわりです。
「レモンサワー用焼酎」で、ひと味違う「酎ハイ」を楽しむ
この「生レモン酎ハイ」のベースとなっているのが、アルコール度数35%の宝焼酎「レモンサワー用焼酎」です。レモンの爽やかな成分との相性を追求した、レモン系の香り成分を持つハーブを原材料の一部に使用しており、その香り高さと爽快感が、多くの食通酒好きをトリコにしています。
【関西チューハイ事情】 意外なベストパートナー!? 京都[雑魚や]で味わう海鮮×「生レモン酎ハイ」の噺
第5回で紹介した「焼肉ホルモン おときち 堺駅南口店」も「レモンサワー」には宝焼酎「レモンサワー用焼酎」35度を使用していました。2021年にオープンした同店では、各席に強炭酸の卓上サーバーが設えられていることが特徴。お客さんは飲み放題をオーダーすることで、このサーバーを使って自由に注ぐことが可能になります。
関西でも浸透しつつある関東流の飲み方
日本酒を主役に関西の食文化を巡る
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斬新な日本酒の提供方法
神戸牛と日本酒のマリアージュを楽しむ
そんな兵庫で、神戸牛と日本酒とのペアリングを探ったのが「神戸牛 八坐和 阪急三宮店」。コース序盤の肉寿司にはスパークリング日本酒の松竹梅白壁蔵「澪」、赤身ステーキには「松竹梅白壁蔵」<生酛純米>、霜降り肉には「松竹梅白壁蔵」<純米大吟醸>をペアリング。日本酒がお肉それぞれのおいしさをより高めてくれるお酒であることを、スズキナオさんも実感したようです。
京都の焼肉カルチャーを堪能する
【関西食文化研究】 京都焼肉の革命児[アジェ]の名物に合わせて日本酒で一献の噺
いかがでしたか? 東京まれ・大阪在住のスズキナオさんの独自の視点で選ばれたお店の数々。あなたはどのお店に通いたくなりましたか?
【関西チューハイ事情】
・大阪チューハイ文化のパイオニア、ヨネヤ「純ハイ」の噺
・串かつを大阪名物に押し上げた[串かつ だるま]と、「だるまハイボール純」の噺
・京都ならでは!?[お好み焼 吉野]で味わう「赤」の噺
・意外なベストパートナー!? 京都[雑魚や]で味わう海鮮×「生レモン酎ハイ」の噺
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【関西食文化研究】
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・京橋のアミューズメント酒場!?[酒房まつい]の錫器(すずき)で味わう日本酒の噺
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・京都焼肉の革命児[アジェ]の名物に合わせて日本酒で一献の噺



