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【TRANSIT×酒噺】旅の“宝噺”〈ロンドン編〉

【TRANSIT×酒噺】旅の“宝噺”〈ロンドン編〉

トラベルカルチャー雑誌『TRANSIT(トランジット)』では、特集した国や地域の旅の思い出を編集部と制作に携わった取材クルーが語りあう「旅の宝話」という企画を連載しています。「酒噺」では、TRANSITとのコラボ企画として、その内容を不定期に「旅の“宝噺”」としてご紹介します。今回はTRANSIT45号・ロンドン特集の街中を取材した写真家の本多康司さんをゲストに迎え、イギリス名物フィッシュアンドチップスをいただきながら、旅の思い出を肴に乾杯しました!

■プロフィール

本多康司(写真家)ほんだ・こうじ
愛知県出身、兵庫県育ち。熊本大学卒業。長野博文氏、泊昭雄氏に師事後、独立。今号では、
ロンドンにあるガーデン文化の取材を担当した。

ロンドンの旅の“宝噺”

編集部(以下T ): イギリスは初めてだそうですね。行ってみていかがでしたか?

本多(以下H): ピカデリーサーカスやビッグベンがあるような、いわゆる中心部は、渋谷や新宿より人が多くてびっくりしました。さすが観光都市ですね。でも、予想していた以上にグリーンに包まれた都市だということもわかりました。中心部にも気持ちのいい公園やお庭が多くて、いいところですね。そういった視点でロンドンを見られたのはおもしろかったです。

街を一望できるThe Shard から。S字を描くテムズ川とタワーブリッジはロンドンの象徴。

移動で幾度も利用したロンドン最大級の複合ターミナル駅であるウォータールー駅。駅舎の建築が美しかった。

T:たくさんのガーデンや公園を訪れましたが、気に入った場所はありますか?

H: 高台になっているハムステッドヒースと、だだっ広い草原のようなリッチモンドパークが気に入りました。両方とも中心地から少し離れた場所だったからか、静かで開放的なムードでしたね。そのエリアにある街もこぢんまりとしていて、落ち着いた雰囲気が流れていて、住んでみたいなと思いました。

T:ロンドンでの生活、想像してしまいますね。

H: 私がもしロンドンに移住したら……、平日の仕事終わりの夕方に、柴犬の太郎(仮称)を連れて、音楽プレイヤーと雑誌と冷たいドリンクを持って、ハムステッドヒースの丘で
日没までゴロゴロしたい。憧れますね〜(笑)。

広い芝生と高台からの眺めが心地よかったハムステッドヒース。夕日が沈む時間にはたくさんの人が集まっていた。

T: 屋外で過ごす時間、とても気持ちよさそうです。滞在中は天気にも恵まれたそうで
よかったですね。

H:はい。グレーの空をイメージしていましたが、行ってみると意外に快晴が多くて爽や
かでした。公園やお庭の敷地がとても広いから、毎日本当によく歩き回りましたね。最終日は熱波が来て、ものすごく暑かった。気温が38 度まで上がって、強烈でした〜!ふだんはここまで暑くならないからか、公共交通機関やカフェ、ホテルでさえ冷房が弱くて、まいりましたね!

フォルムがかわいいダブルデッカーバス。数少ないという旧タイプの車輌が見たくて、探しながら歩いた。

途中で偶然立ち寄った、退役軍人のための老人ホームのような施設。みんな制服を着て楽しそうに話していた。

300種以上あるともいわれるブリティッシュローズ。リージェツパークのローズガーデンにはさまざまな品種が植えられていた。

T: 暑いときはエネルギー補給が大事ですね。イギリスの食事はどうでしたか?

H: 昔はマズイと言われていたと思いますが、どれもおいしかったですよ。朝食を近くのカフェでとっていたんですが、ポテト、ベーコン、煮豆、卵、トースト……といった、茶色一色のイングリッシュブレックファストのプレートも、意外にクセになりました。なにより、1日動いたあとに飲むお酒は最高でしたね。パブが至るところにあって、ロンドンの人たちは入り口付近の狭い屋外スペースにたまっていました。そこまで密集して外で飲まなくても、と思うほど。反対に店内がガラ空きだったので、座りたい私にとっては好都合でしたが。

T: 本場のフィッシュ& チップスは食べられましたか?

H:絶対に食べたいと思っていて、滞在終盤に少し郊外のローカルなお店に行くことができたんです。注文して出てきたのが、なんと長さ40 ㎝、厚さ5 ㎝ほどの、ものすごいボリュームのフィッシュ!そして大量すぎるチップス(ポテト)!お店の人も、“うちの、すごいだろ” って自信満々な感じで私のリアクションを見ていました(笑)。これは日本では経験できないですよね。規格外の食事はいい思い出になりました!

注文して出てきたのは、ものすごいボリュームのフィッシュ&大量すぎるチップス!

TRANSITとは?

世界のさまざまな風景や歴史、ファッション、食、音楽などの文化を、“旅”というフィルターを通して紹介する、大人のためのトラベル・カルチャー・マガジン。美しいビジュアルと土地の空気感をとらえた文章により新たな視点の旅を提案しています。
URL:http://www.transit.ne.jp/

■クレジット

TRANSIT編集部=文 本多康司=写真
(雑誌に掲載されている文章と一部異なる部分があります。)

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