お酒と楽しむ土用の丑の日の噺
2019,7,19 更新
ジリジリと日差しが暑くなってきたこの頃。この季節に食べたいものといえばやっぱりうなぎ。特に「土用の丑の日」が近づいてくると、なぜかあのじわっと脂が乗り、甘辛いタレが絡まったうなぎが恋しくなってしまうのは、日本人の性なのでしょうか。とはいえ、近年ではうなぎの価格が高騰していることもあり「気軽に食べられなくなったなぁ」と嘆いている人もいるのでは? そんなあなたのために、リーズナブルで抜群に美味しいうなぎが楽しめるお店を探してきました。しかも、今回ご紹介するのは美味しいお酒と組み合わせられる居酒屋スタイル。今までうなぎといえば、うな丼・うな重だけだと思っていた皆さんも必見です!
大阪駅直結の商業施設で味わううなぎ串
私たちは、かつてのようにお出かけ先や何かの用事のついでに、気軽な気持ちでおいしいうなぎを楽しんでもらおうと、大阪駅すぐのこの場所に店舗を作ったんです」(宇佐川さん)
原点から新作まで多彩に揃ううなぎ料理
この濃厚な味に見合うお酒はやっぱり焼酎。芋焼酎の優しい香りと、キレのある口当たりが、肝の濃厚さと好対照です。
定番の「短冊」290円(税別)はうなぎの蒲焼きそのものを串にした安定の味わい。背中の肉を波打たせて串に刺した「くりから」300円(税別)は、脂ののった部位だけを堪能できる贅沢な品。この不思議な名前は、不動明王の持つ龍が巻きついた倶利伽羅剣(くりからけん)に似ているからなのだとか。さらに変わり種としては、「鰻バター」330円(税別)。焼きあがった短冊に、たっぷりのバターをかけてトロっととけた瞬間をいただきます。うなぎの脂とバター。2つのコクある脂がこってりと口の中で混ざり合うと思わず笑みがこぼれます。
うなぎをサンドしたものと思われがちですが、こちらはタレのたっぷりしみたご飯を白焼きのうなぎでサンドした、逆転の発想が嬉しい一品。あまから&濃厚な味わいの奥から立ち上がる、わさびの香りと辛味がなんとも爽快です。
この他にも色々なお酒&料理がメニューブックにひしめく“いづも”。訪れた際はみなさん好みの組み合わせを見つけてくださいね。
この夏はコストパフォーマンス抜群の、うなぎ料理で乾杯!
その想いに応えるように、夕刻になると近隣のビジネスマンや買い物帰りのご夫婦などが暖簾をさっと上げて、お店の中へと入ってきます。
しばらくすると焼き場には、白い煙があがりうなぎの脂が焦げるなんとも言えない香りが店中を包み始めました。古くから名店は「煙を食わせる」といううなぎ料理。鼻をくすぐる香りに、どのお客さんも喜色満面で、今や遅しとうなぎの登場を待っています。
今年の土曜の丑の日は7月27日、いつもはうな丼・うな重という皆さんも、今年はちょっと趣向を変えてうなぎ串とお酒で暑気払いをしてみてはいかがですか?
<取材協力>
営業時間:11:00~24:00
定休日:施設定休日に準ずる
住所:大阪市北区梅田3丁目1−3 ルクアバルチカB2
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