![秋の夜長にお酒と楽しむ絶品焼き鳥の噺](https://cdn.clipkit.co/tenants/433/articles/images/000/000/093/large/ad6a3011-cf6a-4b97-b8b4-6502d2ca1b66.jpg?1570094108)
秋の夜長にお酒と楽しむ絶品焼き鳥の噺
2019,10,4 更新
朝晩に涼やかな風が吹く、本格的な秋がやってきました。
夏の間は、ついあっさりした食べ物に向きがちだった口や心も徐々に本調子を取り戻し、「そろそろじっくり腰を据えて美味しい食べ物とお酒に向き合おうかな」と思っている方も多いはず。
今回の酒噺は大衆的で、しみじみとうまいおつまみの大定番、焼き鳥。
ただしどこにでもある焼き鳥ではなく、絶品といえる一串を探しに出かけました。訪れたのは京都の小さな路地の先にある「炭火焼鳥 ちゃぶや」。
数々の飲食店がひしめく京のビジネス街で絶対的な支持を受ける、予約の取れない人気店です。
備長炭の炭火が生み出すゲイジュツ的焼き鳥
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オフィスビルの一角にいかにも京都らしい幅3mほどの小さな路地が現れます。その小道のどんつき(最奥)まで歩くと、これまた京都らしい町家の建物が。こちらが今回訪れた焼き鳥店「ちゃぶや」です。
創業は2009年と京都ではまだまだ若手のお店ですが、わずか10年にして、夕暮れともなれば舌の肥えたビジネスマンがカウンターに鈴なる超人気店へと成長しました。
店に入るとカウンターの奥から「いらっしゃい!」の声。
出迎えてくれたのは、店長の太田和文(おおた・かずふみ)さんです。
太田さんが立っているのは、焼き鳥屋にはつきものの焼き台。しかし、ずらりと並んだカウンターや、個室となっている2階のテーブル席から矢継ぎ早に入る注文に併せて、鶏を焼いていくにはいささか小さい気もします。
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鮮度と技術で、驚きある焼き鳥を!
鶏の産地として有名な鳥取の大山(だいせん)から新鮮な部位ごとに仕入れ、毎日店内で仕込み・串打ちを行っているそう。こうして、店内で仕込むことで背肝(腎臓)やつなぎ(心臓の大動脈)など希少な部位も提供できるのがポイント。この希少部位を楽しみに来店する常連さんも多いのだとか。
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「それからね」と太田さんは話を続けます。
「焼き鳥に加えて、ドリンクの相性もしっかり考えていますよ。脂の乗った香ばしい焼き鳥に、甘すぎないサワーは本当によく合います。ウチでは、焼酎ハイボールのほか、季節の果実を使った生搾りサワーにも宝焼酎“純”を使っているんですが、本当によく出ますね。すっきりしていて、炭酸で割るだけでも美味しく飲めて、料理の味を引き立ててくれるんです。さぁ、できましたよ。そろそろ食べたくなってきませんか?」
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食べれば納得!炭火と丁寧な手仕事が生きる焼き鳥
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![(1954)](https://cdn.clipkit.co/tenants/433/item_images/images/000/001/954/medium/986d6e0c-5136-4163-9cd2-86af96b68a81.jpg?1570094831)
丁寧に湯むきされダシの染み込んだトマトおでんは、焼き鳥の合間の口直しに最適。蒸しパンを揚げて粉砂糖をかけた、カリカリ&モチモチの揚げパンはデザートかと思いきや、意外にもお酒と合わせても美味しくいただける、不思議な食感と味わい。女性だけでなく男性もトリコになっているのだとか。
双方、生搾り巨峰サワーのほのかに甘くちょっと渋い味わいのお酒によく合います。
気心知れた仲間と過ごす秋の夜長、そのお供に最高のお酒と焼き鳥はいかが?
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周りを見渡せばカウンターはすでに一杯。焼き場に向かって並ぶどの顔にも幸せな笑顔が浮かんでいます。手頃な価格なのに、どの串・どの一皿をとっても料理人の気持ちがこもったまっすぐな料理が楽しめる「ちゃぶや」の焼き鳥。
季節は秋、皆さんも夏の疲れた体に元気を取り戻すために、また長い夜を気心知れた仲間と熱々の焼き鳥をほおばって楽しく笑いながら過ごすために、京都烏丸の小さな路地の先へ足を伸ばしてみませんか?
![(1959)](https://cdn.clipkit.co/tenants/433/item_images/images/000/001/959/medium/7908fc3f-49fc-4606-8180-1e9b570744cb.jpg?1570094978)
炭火焼鳥ちゃぶや
営業時間:18:00~25:00(LO 24:00)
定休日:日曜日
住所:京都市中京区室町錦小路東入ル占出山町 310-3
※ 取材データは2019年9月時点
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