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ホワイトリカーで作る“コーヒー焼酎”の噺

ホワイトリカーで作る“コーヒー焼酎”の噺

スーパーなどの店頭にたくさんの梅が並び、梅酒が漬けられるこの時期。梅酒づくりのあとに「お酒が余ってしまった」方はもちろん「この時期、店頭にやたら派手に梅酒セットが並んでいるけど、自分には関係ない」と思っている方にもオススメしたい“コーヒー焼酎”をご紹介します。

梅の雨と書いて梅雨。
この時期になると、スーパーや八百屋の店先に丸々とした青梅と一緒に、梅酒を作るための氷砂糖や漬け込み用のお酒が並びます。
この季節はまた、梅だけでなく夏を控えて数多くの果物が揃うため、家で楽しむ果実酒を作る絶好のタイミング。
こうした果実酒は甘く爽やかなところが魅力ですが、辛党のお酒好きの中には「ちょっと甘すぎる」と感じる方もいるかもしれません。

そんな方にオススメなのが“コーヒー焼酎”。
あまり聞きなれない名前ですが、近年じわじわとその人気が高まっているお酒なのです。このコーヒー焼酎も梅酒と同じように、度数の高い焼酎でコーヒー豆を漬け込んだもの。ただし、甘味料などはほぼ必要なく、また漬け込む時間も1週間程度と手軽にできるのが特徴です。

そう聞いてみると、ちょっと試してみたくなりませんか?
お気に入りのコーヒーの渋く、コク深く、香り高い味わいを、今年はお酒で楽しんでみては?
今年、梅酒をたくさん漬け込んだのはいいけれど、ホワイトリカー(※)が余ってしまったという方にも、オススメですよ!

(※)ホワイトリカー:梅酒などの果実酒をつくる際に使用する無色透明の甲類焼酎。

“コーヒー焼酎”って?

“コーヒー焼酎”は、その名の通りコーヒーを焼酎に漬け込んで、そのエキスを抽出したお酒。焼酎をコーヒーで割ったものも、コーヒー焼酎と呼ばれることがありますが、今回は前者の漬け込みタイプを作っていきましょう。

焼酎のコーヒー割りは以前ご紹介した「おうちで試そう!焼酎のお茶割りの噺」の記事もご覧ください。
コーヒー焼酎の作り方はとっても簡単。
ガラスなどの容器にコーヒー豆と焼酎を入れて、1週間ほど、冷暗所に置いておくだけで、リラックスタイムにぴったりの香り豊かなお酒が出来上がります。

コーヒー焼酎を美味しく作るたった一つのコツ

簡単に作れるコーヒー焼酎ですが、「美味しく作る」ためには、一点だけ注意が必要です。それは焼酎選び。コーヒーを淹れる際に、多くのバリスタは水、特に癖がなくコーヒーの味を引き出すピュアな軟水にこだわります。それと同じように、コーヒーの旨みを焼酎へ上手に溶けこますためには、できる限りピュアな焼酎を選ぶことが大切なのです。

ここでおすすめしたいのが、梅酒や果実酒のコーナーで見かける“35°ホワイトタカラ「果実酒の季節」”。通常、販売されている焼酎のアルコール度数が20度〜25度であるのに対して、ホワイトタカラは35度。高い蒸溜技術で造られたホワイトタカラは無味無臭で、素材の味・色・香りをそのまま活かすのに最適です。また、35%の高いアルコール度数が、素材の成分の抽出を早めると同時に保存性も高めてくれます。
つまり、ホワイトタカラを使えば、コーヒー豆の持つ甘い香りやコクを邪魔することなく、素材本来の美味しさを活かした焼酎が出来上がるのです。

いわゆる本格焼酎と呼ばれる乙類焼酎や、一部に芋や麦を使った焼酎で漬け込むと、それらの香りがコーヒーの味わいを妨げてしまうことがあります。
コーヒーを淹れる際に余計な成分や味のついた水を使用しないのと同じように、コーヒー焼酎を作る際にも、無味無臭で混ざり気のないピュアなお酒を選んでくださいね。

お家で挑戦してみよう!コーヒー焼酎作り

コーヒー焼酎に必要なのは、広口壜とコーヒー豆、それからホワイトタカラの3つだけ。分量としては、コーヒー豆1に対して、ホワイトタカラ9が基本です。1L壜の場合は、コーヒー豆100gとホワイトタカラ900mlとなります。
今回は自宅にある広口壜を使った漬け込み方法をご紹介していますが、ホワイトタカラにはミニサイズの壜付きで少量からすぐに漬け込みができるタイプもあります。家に壜がなく、少量だけ試してみたい…という時にオススメですよ。

■ホワイトタカラ<果実酒の季節>mini

まずは、広口壜を煮沸。その後ホワイトタカラを少し入れて回し、清潔なキッチンペーパーで水分を拭き取りましょう。

消毒した壜にコーヒー豆を入れます。コーヒー豆はあらかじめ目の粗いザルでふるって、細かな粉や皮を除いておくと出来上がりがきれいになります。

コーヒー豆の上にホワイトタカラをやさしく注いだら、しっかりと密閉し冷暗所に1週間ほど置いておきます。コーヒー豆がしっかりと壜の底に沈んで、コーヒーの色が深く出たら飲み頃です。
コーヒー焼酎は香りが重要ですので、寝かせている間は極力蓋を開けないように注意しましょう。

あなた好みのコーヒー焼酎を作り出そう!

簡単にできるコーヒー焼酎ですが、やはりコーヒーと同じく「自分好み」の味わいを追求していくと、そこには非常に奥深い世界が広がっています。
無数にあるコーヒー豆の種類の中から、香りやコク、飲み方に合わせてお好みのものを探ってみましょう。
ちなみに、今回「酒噺」でもいくつかのコーヒー焼酎を試してみました。それぞれの飲み方とともに掲載していますので、皆さんが挑戦される際には参考にしてくださいね。

オン・ザ・ロック

コーヒー焼酎の定番といえばオン・ザ・ロック。焼酎のほのかな甘さと、コーヒーのコクと苦味が感じられるのがポイントです。香りが弱いと思ったらマドラーがわりにシナモンスティックを使ってみるのもおしゃれですよ。

オン・ザ・ロックに向いているのは、深入りで苦味やコクが強めのコーヒー豆。
フレンチローストやイタリアンローストのしっかりとした深煎りのもので、ブラジルやマンデリンが最適。アイスコーヒーのように、一気に飲まずお酒として飲むため、あえて苦味やコクの深いものを選ぶと、氷が溶けるに従って変わるテイストをゆっくりと楽しめます。

ミルク割り

ホワイトタカラは35度とそれなりに度数が高いお酒ですので、お酒がそれほど強くないという方は、ミルクなどで割るとすっきりと美味しく楽しめます。これはいわば、甘くないカルーアミルクといったところ。
ビターなチョコレートなどとともに味わうと、ホワイトリカーの甘い香りとコーヒー、カカオの香りが混ざり合って鼻に抜け、うっとりとする美味しさです。

コーヒー焼酎の豆はやコクや苦味に加えて程よい酸味のバランスが取れているものがおすすめ。ブラジル・サントスや、キリマンジャロ、ベトナムのアラビカなどであれば、ミルクの香りや甘さに負けずに美味しく調和してくれます。

お家時間のリラックスはコーヒー焼酎と一緒に

今回はコーヒー豆とホワイトタカラでシンプルに漬けるコーヒー焼酎をご紹介しましたが、粗挽きのコーヒーパックを使い、ホワイトタカラに100mlあたり20gほどのグラニュー糖を足して漬ければ、3日ほどで飲み頃になるレシピもありますよ。

■コーヒーのカンタン果実酒

シンプルながら奥の深いコーヒー焼酎。
「酒噺」スタッフも種類を変えた豆を少しずつ、小さな容器に分けて漬け込んで並べては、その中から自分好みの一杯を探しています。

まだ外でお酒を飲むことが難しい日々が続きますが、そんな時はご自宅などでぜひコーヒー焼酎を味わいながら極上のリラックスタイムをお楽しみください。

▽コーヒー焼酎に使用したお酒
・35°ホワイトタカラ「果実酒の季節」

▽その他オススメの自宅で楽しむお酒の飲み方はこちら
・おうちで試そう!焼酎のお茶割りの噺
・さっぱり&ヘルシー、お酢サワーの噺
・香りと刺激を楽しむ薬味系酎ハイの噺