大阪のディープな街「十三」で飲む、絶品サワーの噺
2019,2,22 更新
大阪でも屈指のディープなスポットである十三(じゅうそう)エリア。夜ともなれば多くの酔客で賑わうこの街に、驚くほど新鮮でユニークなサワー専門店があるのをご存知ですか? その名は「JUSOサワー」。フレッシュな果実をふんだんに使ったカラフルなサワーを提供するこのお店に訪問。“写真映えも味も抜群”と人気が高まっているサワーの名店の秘密に迫りました。※表記されている価格はすべて税込
女性一人でも入れる十三の生搾りサワースタンド
このお店が「JUSOサワー」。
2018年にできたこのお店の魅力はなんといっても、旬の果実をふんだんに使った生搾りサワー。このディープな街に、こんなオシャレなお店ができた理由はなんでしょうか?
「このあたりって、なかなか女性が一人で入れる店が少ないんです。でも決して女性がいないわけじゃない。今では男性も女性も気軽に外でお酒が楽しめる時代ですが、やっぱり横丁の立ち飲み屋は女性にはまだまだハードルが高いですよね。そこにウチのような店があれば、気軽に立ち寄ることができるし、そのうちこの十三という街の魅力にも気づいてくれると思うんですよね」と話してくださいました。
「もちろん若い女性も多いんですが、実際は20代から60代まで本当にいろいろなお客様に来ていただいています。阪急電車から降りて帰宅途中にふらっと立ち寄るサラリーマンやお休みの日にお子さんと訪れる常連のお父さんも居ます。もちろん、お子さんにはノンアルコールのフレッシュジュースをお出ししますよ。」(近藤さん)とのこと。
「フルーツたっぷりのお酒=女性向け」、という考えは今や過去のもの。考えてみれば、果実を使ったレモンサワーだって大衆居酒屋で生まれ、現在は多くの人に楽しまれています。
フルーツ&焼酎は魔法の組み合わせ
「JUSOサワー」には常時20種類ものフルーツが揃っており、そのうち6〜7種類はその季節に旬を迎えるもの。これを目の前で絞って提供してくれます。
さらに嬉しいポイントは“焼酎を選べる”ところ。
それぞれ試飲したスミレさんは「新鮮な果汁を強炭酸と、ピュアな宝焼酎が味わいを引き出してくれます。強炭酸と焼酎を入れるだけで、大人の味わいになるんです。たっぷり入ったいちごのサワーもしっかりお酒として美味しく仕上がっています。これが生搾りサワーの醍醐味ですね」と嬉しそうに喉を鳴らしながら語ってくれました。
十三の新しい酒文化の発信地!?
お仕事帰りと思われる女性だけでなく、スーツ姿の男性も多く、お店に入ると嬉しそうに店内のメニューボードを眺めては、仕事終わりの一杯を選んでいます。
隣り合ったお客さんにお店の魅力を聞くスミレさん。
「甘くないお酒も多いし、何よりスッキリ飲めるのが良い。ここで一杯飲んでから次のお店に行くのも良いし、待ち合わせ場所に使うこともあるんですよ」(男性常連客)
「来るたびに新しいフルーツが楽しめるのが嬉しい。普段は家で果物を食べないけれど、ここに来て改めて美味しさがわかるようになりました。それに、店長を含め常連さんもみんな和気あいあいとして楽しいんです。ここで顔なじみになった人も少なくないですよ」(女性常連客)。
ここがディープな歓楽街の一角だと忘れてしまうような、賑やかで爽やかな時間が流れます。もしかしたら「JUSOサワー」をきっかけに、この街の酒場のスタイルがこれから、女性にも男性にも馴染みやすく、親しみやすいものへと大きく変わっていくのかもしれません。
古くから続く人情味溢れる酒場の並ぶ十三の街、ここを訪れたらその情緒を楽しむ前に、まずは1軒目にスッキリとした生絞りサワーを楽しんでみませんか?
<取材協力>
営業時間:夕方〜24:00
定休日:不定休
住所:大阪府大阪市淀川区十三本町1丁目2−21
※取材データは2018年12月時点