2017年から行われている「レモンサワーフェスティバル」はこれまで累計7万人以上を動員している、人気イベント。
2019年は、東京を皮切りに、愛知、福岡、大阪、北海道の5拠点で開催され、その土地土地の飲食店が、自慢のレモンサワーと料理を持ち寄って披露してきました。
宝酒造はこのフェスの特別協賛となっていて、会場には宝酒造のブースがあるだけでなく、それぞれの店舗が作るサワーにもこだわりの宝焼酎が使われているというわけ。
今回訪れた大阪会場は、大阪難波の道頓堀沿いにある湊町リバープレイス。
会場では、さわやかなレモンと美味しそうな食べ物の香りがアサヒさんを迎えてくれました。
会場に出店しているのは大阪や京都でレモンサワーを提供している飲食店7店舗。それぞれオリジナルのレモンサワーに加え、マリアージュ(取り合わせ)もバッチリなフードメニューを掲げて、来場者の注文に対応されています。
はじめに訪れたのは「大衆酒場 ほし寅」さん。
こちらは大阪のビジネス街、淀屋橋に店を構える居酒屋さんで、鶏出汁(だし)を効かせたちょっとこってりとしたコクの深いおでんと、鮮魚の干物が有名なお店です。
自慢のレモンサワーは「ほし寅名物 シャリシャリレモンサワー」とフェス限定の「寅゛レモンサワー シビレルゼ」の2品。シャリシャリレモンサワーに使われているのは塩とライチを使ったソルベ。これに『宝焼酎「レモンサワー用焼酎」』と、蜂蜜にレモン、強炭酸を注げば夏の暑さもスッと和らぐレモンサワーの出来上がり。限定の「寅゛レモンサワー シビレルゼ」に入っているのは、たっぷりの山椒。炭酸の喉越しと、ビリリっと痺れる刺激でこれもなんとも夏向きの一杯。
完熟トマトに出汁をじっくり染み込ませ、バジルで香りをプラスしたトマトおでんと合わせると思わず、ニッコリするほどの美味しさです。
「新感覚です。レモンとライチの取り合わせも爽やか。お酒というよりかき氷を食べているようなさっぱり感で、ぐいぐい飲めちゃいます」とアサヒさん。
【お店情報】
〇鶏だしおでんと干魚の店 ほし寅 淀屋橋店
住所:大阪府大阪市中央区平野町3丁目4-5
続いては以前も登場していただいた、大阪十三のサワー専門店、「Jusoサワー」さん。前回はいちごたっぷりなサワーを披露していただきましたが、その期待にたがわず、器いっぱいにレモンが入った、「ゴロゴロ蜂蜜丸ごとレモンサワー」や汗をかいた夏のからだにうれしい「塩レモンサワー」。開催初日から大賑わいとなっています。スッキリ甘くて、レモンのジューシーさが際立つ、「丸ごとレモンサワー」も魅力的ですが、イチオシは塩レモンサワー。
ほのかな塩気が、酸味と甘みを一層引き立て、乾いた喉に素早くしみ込んでいきます。これはまさに屋外で飲みたい一杯。
実は「Jusoサワー」さん、系列店に焼肉店があることから、この日は黒毛和牛のすね肉にたっぷりネギやポン酢、韓国のチョジャンと合わせた料理がおすすめフード。濃いめの味わいとネギの香りがこれまた、レモンサワーと好相性です。
「酸っぱいだけじゃなくて塩味があって、甘みが感じられて、フードのこってり感と合わせると最高!複雑な味が一気に楽しめるっていいですね!」
さてお次は、天王寺の人気寿司居酒屋「魚屋スタンド 裏天王寺すしセンター」さんの屋台へ。こちらはフローズンに、焼酎と炭酸を注いだ「生レモン入りレモンサワーフローズン」がイチオシ。目の前で作られるフローズンに、お酒を注いで提供してくれるのでなんとも涼しげです。
フローズンというだけあって、サワーもキンっと頭が痛くなるように澄み切った味わい。フードのオススメは、「レモンサワーに合う!海鮮クラムチャウダーパン」。“寿司屋がパン!?”といぶかしく思いますが一口食べればそれも納得。濃厚でエビの出汁がじゅわっと滲み出るクラムチャウダーと、香ばしい揚げパンは、レモンサワーとの取り合わせも絶妙。さすがは鮮魚&酒のプロといったところでしょうか。
「たっぷりなフローズンで身体がシャキッとします。たっぷり汗をかいた時に飲んだら幸せな気分になりそう!」
【お店情報】
〇魚屋スタンド 裏天王寺すしセンター
住所:大阪府大阪市天王寺区堀越町13-6
会場を歩いているうちに目についたのは、先日お店にお邪魔させていただいた、「梅田チューハイ35」さん。柑橘の果物に特別な思い入れがあり、宝焼酎を知り尽くした店主が手がけるオススメサワーは、「沖縄塩レモンサワー」や「赤い四国レモンサワー」。
沖縄の浜比嘉島(はがひがじま)で作られた、天日干しの塩を使った沖縄料理店を手がける、梅田チューハイ35さんならではのチョイス。塩辛さは皆無なのに後味で感じる丸みのある味わいは確かに天然塩。染み込むようなスッキリ感が特徴です。赤い四国レモンサワーは、本場四国のレモンをたっぷり使い、カンパリをアクセントにした見た目にも綺麗な一杯。塩味や酸味をうまく使ったサワーに合わせるのは大定番「奥丹波鶏のジューシーもも唐揚げ」。かりかり&ジューシーな唐揚げとレモンの香りが鼻をくすぐる、匂いだけで心浮き立つ組合わせです。
「唐揚げって美味しいけどちょっと油が口に残りますよね。でもレモンサワーと合わせたら本当にさっぱり!次から次に食べて飲めて、幸せです(笑)」
【お店情報】
〇サワー専門店 梅田チューハイ35
住所:大阪府大阪市北区堂島2-1-36 クニタビル 1F
以前の記事はコチラから
奇をてらわないから一番うまい!?本格チューハイの噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat3/njKN5
各店のレモンサワーを楽しんでいるうちに、会場は黒山の人だかり。たくさんの人がひしめき合っているのに、その顔は皆一様に笑顔。これも夏の日差しとレモンサワーのおかげでしょうか。次回は、ちょっと変わり種のレモンサワーを提供しているお店へアサヒさんが向かいます。
と、その前に待ちきれずにレモンサワーが飲みたくなったら、記事内でご紹介していた大阪&京都のお店へ足をお運びください。多くの店舗が今回人気を博したメニューを商品化されるということですので、フェスの熱気を追体験できる一杯で喉を思いっきり鳴らしてみてはいかがですか!?