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家飲みで楽しむ、夏祭りの噺

家飲みで楽しむ、夏祭りの噺

夏と言えば「夏祭り」。実は屋台メニューはお酒と合わせるのにぴったりの「アテ」の宝庫です。なかなか外出が難しい状況でも、自宅で簡単に屋台の食べ物を味わう楽しみ方をご紹介します。

一天にわかにかき曇り、一瞬の激しい夕立が起こったと思ったら、すぐに覗く青い空。夏本番がやってきました。
この季節、子どもがワクワクするのは夏休みの到来と夏祭りですが、大人の中にも、密かに夏祭りを心待ちにしている方は多いのでは?
祭りといえば屋台。なにせ、夏祭りの屋台はお酒と合わせるのにぴったりの「アテ」の宝庫。蒸し暑い日に、屋台の食べ物と一緒にお酒を飲むあの快感は、やはり特別なものです。

しかし、コロナウイルスの蔓延からここ2年ほど、人が集まる夏祭りは全国的に中止となることがほとんど。今年はところによって少しずつ、開催の兆しは見えていますが、やはり屋台などがズラリと並ぶあの夏の風景が戻ってくるには、もう少し時間がかかりそうです。

とは言え、このままではせっかくの夏に、夏祭りの美味しい食べ物を囲んでお酒を楽しむ機会を逃してしまいます。ならばということで、今回の酒噺では屋台のあの味を自宅で再現してみました!
素朴で飾らない屋台の食べ物と美味しいお酒、それから楽しむ心さえあれば、クーラーの効いた室内やベランダなどでも、夏祭りの気分が盛り上がること間違いなしです。

屋台メニューの再現の救世主は「ホットプレート」

屋台の食べ物に欠かせないのは熱々の鉄板。しかし、家で鉄板を使うのはなかなか骨が折れるもの。そんな時は、ホットプレートを活用しましょう。
焼きそばやお好み焼き、焼き鳥や牛串などの串ものなど、なんでもこれ一つで調理できるのがホットプレートの強み。たこ焼き用のプレートがあればたこ焼きだって楽しめます。
今回は、ホットプレートを主軸に、夏ならではの彩りある祭りの食材をいくつかご紹介していきます。

お家で作ろう!夏祭りのご馳走

焼きそばやお好み焼き、たこ焼きなどの夏祭りの定番メニューはあえて外し、「箸を使わず、片手で食べられる屋台の食べ物」をご紹介します。
その意図するところは、やはりお酒。
片手で食べられるのであれば、もう片方の手にお酒を持っておけるからです。

ここ数年ですっかり定番に?「冷やしきゅうり」

近年、夏祭りでよく見かけるのが「冷やしきゅうり」。
単にきゅうりに割り箸を刺して氷で冷やしているだけのものもあれば、浅漬けになったものもあるようです。
せっかくですからお家で楽しむ場合は、前日に軽く塩や塩昆布を揉み込んで冷蔵庫で冷やしたものを、キンキンに冷やしていただきましょう。水分をたっぷりと含んだみずみずしいきゅうりの食感と、ほんのりとした塩味が、火照った体をシャキッとさせてくれます。

なお、最近では夏祭りの屋台の常連となった冷やしきゅうりですが、京都の祇園祭に参加する氏子や博多の祇園山笠の関係者は、祭りの期間中はキュウリを食べないそうです。その理由は、祇園社の祭神である素戔嗚尊(スサノオノミコト)または牛頭天王(ごずてんのう)の神紋である木瓜(もっこう)紋がキュウリの断面に似ているため、神紋を食べるのは畏れ多いと考えられるからなのだそう。
とは言え、お家で楽しむ分には何も問題ありませんので、思い切ってかぶりつきましょう。

合わせるお酒は、タカラ「焼酎ハイボール」5%<前割りレモン>。
塩気の効いたキュウリにレモンがきりりと効いて、実に好相性です。
ちょっと軽めのアルコールは、食欲を掻き立てる食前酒にも最適ですよ。

※木瓜紋(もっこうもん)…唐の時代の中国で使われた有職文様の1つである窠紋(かもん)をもとにした意匠で、中心に4弁の唐花を置き、周囲を外郭弁で囲んだものを基本としている。

関東では意外と知られていない「はしまき」

屋台といえば、お好み焼きやたこ焼きなどの「粉もの」は必須ですが、片手で気軽に楽しむのであれば「はしまき」が最適。
はしまきは、中国・九州地方のお祭りでは定番の食べ物で、近年では西日本でもじわじわと認知度が高まっています。一方で、関東ではまだ知らないという方も多いようです。
はしまきは、薄いお好み焼きを割り箸に巻き付けたようなもの。小麦粉に和風だしの素、卵・ネギや紅ショウガ、天かすなど、お好み焼きと同じような具材を混ぜて、ホットプレートに横長になるように広げ、火が通ったら生地の隅に割り箸を置いて、くるくると巻き上げていけば出来上がり。
たっぷりのソースとマヨネーズ、鰹節をかけていただきます。お好み焼きと違ってふんわりとした食感に、濃厚なソースとマヨネーズの旨味、こってりとした味わいは、まさに屋台の食べ物にはもってこいの一品です。
この懐かしいソース味に合わせるなら、同じくノスタルジーを感じるお酒を。
タカラ「焼酎ハイボール」5%<特製サイダー割り>と合わせれば、思わずサイダーを飲んでいた少年少女時代の夏祭りが蘇ってきます。

お酒を飲むなら欠かせない「焼き鳥&フランクフルト」

さて、「冷やしきゅうり」と「はしまき」という、近年、全国的に知名度を上げてきた屋台の食べ物の次は、昔ながらの大定番。屋台の前を通り掛かると香ってくる醤油の焦げる匂いと油の弾ける音。目を向けた先にあるのは大抵、「焼き鳥」や「フランクフルト」です。
これもホットプレートがあれば気軽にできるのが嬉しいところ。
最近では、焼く前の串打ちした焼き鳥を販売しているお店のも多いので、手間も省けます。
鉄板の前でねじり鉢巻をした屋台のお兄さんの手際を眺めるのも良いですが、思い思いの串を並べ、家族や仲間とホットプレートを囲んで、いつ焼けるかと待っている時間も、また楽しいひと時です。
これにも懐かしい味が蘇る・タカラ「焼酎ハイボール」<ラムネ割り>と合わせれば、ジュワッと口に広がる脂と、爽快なラムネの刺激が相まって、思わず笑みがこぼれてきます。

夏の“ワンハンド”といえばこれが定番!「焼きとうもろこし」

最後は「夏」を最も感じる、片手グルメの雄「焼きとうもろこし」。
醤油をつけ、こんがりと焼き上げるこの食べ方、じつは日本ならではのもの。これもまた、夏祭りの風情を感じる食べ物です。

ホットプレートで焼くのもいいのですが、ちょっと焦げ目のついた香ばしさがほしいという方は、ガスコンロにかざしてチリチリと炙ってみるのも良い方法。
とうもろこしは鮮度が命ですから、気張って朝採れのとうもろこしを買い求めるのもいいかもしれませんね。これも、自宅ならではの贅沢です。
焼きあがったトウモロコシの実の甘さ、醤油の香ばしさと塩気が一体となった味わいは、お酒と合わせても一層香り豊かに広がるもの。
レモンやサイダー、お好きな焼酎ハイボールと合わせて楽しんでみてください。

あなたの夏祭りの食べ物の定番は?

いくつか夏祭りの屋台の食べ物とお酒を紹介してきましたが、これはあくまで一例。日本全国各地にはそれぞれの祭りがあり、その土地でしか味わえない屋台や食べ物があるものです。

皆さんの思い出の屋台の食べ物はどんなものでしょうか。
これぞというものがあれば、皆さんもお家で再現してみては?

まだまだ、予断を許さない社会状況が続いています。
今回はお家で屋台の食べ物を再現しましたが、来年こそはかつてのように祭囃子や花火を楽しみながら、大いに笑って屋台の食べ物とお酒に舌鼓が打てる日が来ることを願っています。

それでは、みなさん素晴らしい夏の宵を!

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