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専門家が語るおせちのアレンジ料理とお酒の噺

専門家が語るおせちのアレンジ料理とお酒の噺

2023,1,6 更新

京都を拠点に第一線で活躍されている匠が、お酒の楽しみ方を語るシリーズ。前回に続き、おせち料理・行事食研究家の小宮理実(こみや・りみ)さんに、残ったおせち料理をアレンジして最後まで美味しくいただくアイデアと、料理に合わせるお酒について教わりました。

おせち料理・行事食研究家/行事食協会代表

小宮 理実 さん

季節の行事食を得意とし、暦に添った京の家庭料理を伝える。
著書:『福を呼ぶ 京都 食と暮らし暦』(株式会社 青幻舎)
『忙しい人でもおいしく作れる 京のおばんざい 四季の味』(家の光協会)
ホームページ: https://komiyarimi.com/

食べきれなかった「おせち料理」とお酒の楽しみ方

お正月の三が日が過ぎ、日常へと戻る時期となりました。
ですが、「正月のおせち料理がまだ残っている」「おせちの味に飽きてしまった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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「食べきれなかったおせち料理は、簡単なアレンジを加えるだけで美味しくいただくことがでるんです」と話すのは、おせち料理・行事食研究家の小宮理実さん。

前回、小宮さんから「おせち料理は神様へのお供えもの。そのお下がりをいただくことで神様からお力を授かることができる」と教えていだきました。
1年を健やかに過ごす意味でも、おせち料理は余すことなくいただきたいものです。
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小宮さんは、京都の家庭で受け継がれてきた行事食を多くの人たちに伝えたいという想いで、料理研究とその普及活動を続けています。
レシピ提案で大切にしているのは「工程が少なく、誰もが簡単に再現できること」。今回は、おせち料理を使ったアレンジレシピ2品をご紹介いただきます。

食卓が華やぐ簡単レシピ「黒豆とオレンジのオードブル仕立て」

「お正月明けは、スッキリした気分で迎えたいもの。お酒に合う柑橘系を使った一品はいかがでしょう」と、小宮さん。
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その名も、「黒豆とオレンジのオードブル」。
使用するおせち料理は黒豆です。
黒豆には「まめに働く」という意味があり、勤労・勤勉で過ごせるようにという願いが込められているそうです。

他に用意する食材は、オレンジ1個のみ。
柑橘には「邪気払い」の意味があるとされており、黒豆とともにいただけば縁起もいいですね。

まずオレンジを皿に盛り、黒豆を散らして、エクストラバージンオリーブオイルを回しかけます。削ったオレンジの皮を散らして完成です。爽やかなオレンジの味わいに黒豆の甘さがマッチすることに加え、エクストラバージンオリーブオイルのフレッシュな香りが華やぎを引き立てます。

「包丁を使うのは、オレンジの皮を剥くときだけ。普段あまり料理をしない男性でも、気軽に作れます。黒豆とオレンジという新鮮な組み合わせとおしゃれな見た目で、女子ウケも抜群! 食卓が華やぎます」。
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合わせるお酒は「タカラcanチューハイ<レモン>」です。
宝酒造が保有する約85種類約2万樽の中から選ばれた11種類の樽貯蔵熟成酒を贅沢にブレンドした「タカラcanチューハイ」は、実は“日本初”の缶入りチューハイ。38年の歴史をもつロングセラー商品なのです。

オレンジの酸味とほのかに甘い黒豆の味わいが交差したところに、「タカラcanチューハイ<レモン>」を一口。爽やかなレモンと弾ける炭酸が口の中をすっきりとまとめてくれます。

「『タカラcanチューハイ』はアルコール度数が8%と少し高めなので飲み応えがありますね。ベースの焼酎に味わいがあって美味しいです。気がつくと2本目に…なんて方も多いのではないでしょうか」。

青じその爽やかな風味が抜群!「伊達巻のアテにぎり寿司」

2品目は、伊達巻のアレンジレシピ「伊達巻のアテにぎり寿司」です。
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伊達巻は約3cm幅に切り、真ん中に切り目を入れます。そこに、半分に切った青じそ、大葉の千切りと白胡麻を加えた酢めしをはさみます。

青じそは大葉でも代用可能。寿司酢も青じそもない場合は、生姜の酢漬け(ガリ)をご飯に混ぜ込んでも良いそうです。

こちらも、「切って、混ぜて、はさむだけ」というお手軽レシピ。
2007年から、おせち料理の監修やレシピ提案を手がけている小宮さん。仕事の現場で余った料理や食材を持ち帰り、自宅でアレンジしていただくこともあります。そんなときの定番の一つが「伊達巻のアテにぎり寿司」です。
甘めの伊達巻にさっぱりとした酢めしが好相性で、青じその爽やかな香りがアクセントになります。

「ぱくっと食べやすく、お酒のアテにもぴったり。家族や仲間からのウケがいいレシピです」。
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「芋焼酎が好き」という小宮さんがお供に選んだのは、麹まで芋を100%使用した全量芋焼酎「ISAINA(イサイナ)」。
ロックなら焼き芋のようにほっこりと甘い香り、炭酸割りならリンゴのようなみずみずしさ。飲み方によって違う味わいが楽しめる個性的な焼酎です。

「ISAINA」の飲み方は炭酸割りに。
にぎり寿司の甘みと酸味、青じその爽やかな香りに、「ISAINA」のフルーティーな香りがふわりと合わさる最高の組み合わせです。

神様から授かったパワーを糧に、今年の夢を叶える

2023年の小宮さんの目標は「日本の行事食をもっと広めること」。
お正月のほか、節分、ひな祭りや七夕などの節供(せちく)、年中行事の意味を広く伝え、家庭で楽しむ行事食を浸透させたいと、小宮さんは語ります。

これまでは小宮さん1人で活動を続けていましたが、「行事食を普及させるには、全国の方々の協力が必要」と考え、夏には行事食の団体を立ち上げる予定なのだとか。今年の小宮さんからは、目が離せません。
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これから始まる1年、夢や希望に向かって前進することを願い、おせち料理を余すことなくいただく。
そんな気持ちで、今宵は美味しいお酒を傾けてみてはいかがでしょうか。
▽料理と一緒にご紹介したお酒はこちら

●タカラcanチューハイ<レモン>
https://www.takarashuzo.co.jp/products/soft_alcohol/regular/

●全量芋焼酎「ISAINA(イサイナ)」
https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/isaina/
▽そのほか、『ハンケイ500m』コラボ記事「匠×酒シリーズ」はこちらから。
『ハンケイ500m』ホームページ(https://www.hankei500.com

・専門家がおせちのポイントを伝授!新年を彩るおせち料理とお酒の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat1/osechi_221209

・京都の老舗料理旅館「八千代」の支配人が語る和食と日本酒の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat2/japanesefood_221104

・10月1日は「日本酒の日」―北野天満宮と日本酒との深い縁の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat1/sakeday_220930

・京都の和菓子職人が語る、和菓子と酒の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat2/sweets_220909

・漬物屋お勧めの漬物と酒で、夏の晩酌を楽しむ噺
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・京名物・黒七味屋当主が語る祇園祭の神事とお酒の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat1/gionfestival_220624

・京名物・黒七味屋当主が語る祇園祭とお酒の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat1/gionfestival_220603

・宇治の有機茶園社長が語る「新茶」とお茶割りの噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat1/new_tea_220506

・京都の老舗豆菓子屋主人が語る「ひなまつり」の豆菓子と酒の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat1/hina_festival_220303

・京都の老舗豆菓子屋主人が語る「京都の節分と酒」の噺
https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat1/setsubun_220203
   

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